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10年間苦しんだパニック障害がホメオパシーで完治ー私の場合

【この記事を書いた人】横浜のクラシカルホメオパス山田千鶴子。10年苦しんだパニック障害がホメオパシーで完治。2010年よりホメオパス。心身の問題に悩む多くのクライアントさんをサポートする。詳しいプロフィールはこちら→プロフィール

私は仕事のストレスでパニック障害になり、10年間治りませんでした。

そのときの症状と対処法。心療内科のこと、ホメオパシーで完治したことなど、私の個人的体験をお話します。

 

ちょっと恥ずかしい話もありますが、今悩んでいる方の参考になればと思いシェアします。

 

パニック障害のきっかけ

1996年、私は夫の転勤でシンガポールに引っ越しました。

そしてそこでのハードすぎる仕事がきっかけで、パニックが始まりました。

 

シンガポールに行く前日本で忙しかったので、引越しのあと2年はのんびり気ままに暮らしました。

でも私は根っから貧乏性なのか、お気楽駐妻生活は2年ですっかり飽きました。

 

そして、日本でしていた英語の会議通訳の仕事を再開しました。

 

 

シンガポールにはたくさん日本人がいるのですが、会議通訳者は片手の指くらいの人数しかいない極端な人材不足。

そんなわけで若輩者の私まで、連日ハードな会議にかり出されることになりました。

 

 

シンガポール政府と日本政府が自由貿易協定の交渉をしていた時代です。

今思い出してもぞっとする、激しい緊張を強いられるオッソロシイ政府交渉の通訳をすることになり……

 

やがて私は、パニック障害になりました。

 


待つのが怖い

私のパニックには「待っているのが怖い」という特徴がありました。

会議が始まるのを待っている間に、恐怖が高まっていくのです。

ジェットコースターを登っていく感じ……

 

一度会議が始まってしまえば内容に集中するので大丈夫なのですが、始まるまでが恐怖。

 

会議の開始時間が近づくにつれて、まず手足が氷のように冷たくなります。

交感神経のスイッチがビンビンに入り、手の毛細血管が締まって、手が白く冷たくなるのです。

 

この段階でパニックのジェットコースターを止められないと、動悸、冷や汗。

そして激しい下痢が始まります。

これは実際問題として非常に困った状況でした。

 

1時間も前からスタンバイしている通訳が会議の開始直前どこかに消えてしまうのは許されないことなので、毎回すごい葛藤です。

 

2-3人でチームを組んで通訳する会議であればまだいいのですが、それでも開始前に何度も席をはずすのは周囲の人々に不安を与えます。

 

 

アロマなどは何の役にも立たず、私はいつも呼吸法で戦っていました。

大きな会議場の最前列で、ひっそり冷や汗を流しながら、真剣勝負の呼吸法。

 

 

宇宙から百会(頭頂のツボ)に入れた気を全身にまわしていると、ある時点でボッと火がつく感じがして、手足に一気に血が流れ込みます。

 

交感神経が副交感神経にバシッと入れ替わった瞬間がわかります。

 

 

手のひらに赤い血管の網目が浮かんでサラミソーセージのようになり、一気に手が温かくなります。

 

こうなったらもうOK!

演壇に向かって堂々と歩いていけるのです。

 

 

でも、毎回ギリギリの土壇場でこれをやるのは、とても疲れることでした。

 

通訳が会議の開始時点でいなかったら通訳失格です。

でも何百人の前で倒れたり下痢をしたりしたら、たぶん二度と人前に立つことはできないようなトラウマになるでしょう。

究極の二択。

そんな崖っぷちの日々が長く続きました。

 

電車に乗れない

帰国後も、パニック障害は続きました。

電車に乗るのも苦手になりました。

 

一瞬不安がよぎるとパニックがスタートし、パニックになるとコントロールが効かなくなるので、すぐ電車を降りなければなりません。

だから各駅にとまる鈍行にしか乗れませんでした。

 

途中、何度も電車を降りるので、到着までにものすごい時間がかかります。

仕事で遅刻はできないので、いつも2-3倍の所要時間を見込んで家を出ていました。

 

それでも電車ならまだ降りられますが、渋滞した道路はどうしようもありません。

なので、駅から車を使わないと行けない仕事は全部お断りしていました。

 

仕事場にたどりつくだけで、疲れ果てている日々でした。

 

私なりの対処法

10年間パニックは治らなかったのですが、当時私がどうやってしのいでいたか、ご参考までにご紹介します。

 

呼吸法

私の場合、対処法として一番役に立ったのは、さきほど書いた呼吸法です。

30歳から「西野流呼吸法」というものを習っていたので、土壇場でいつもその呼吸をしてギリギリセーフしていました。

呼吸をしながら全身に気をまわす、というものです。

 

これは習わないとできないと思いますが、普通の深呼吸でも普段から練習しておくと役に立つかもしれません。

吐く息を十分に吐く、というのがポイントです。

自律神経のなかで唯一自由意志で多少のコントロールができるのが呼吸です。

自分にあう呼吸法があれば試してみるといいかもしれません。

 

笑う

それからもうひとつ、笑うことも非常に効果的でした。

 

 私はパニックの予兆を感じると、そばにいる仕事仲間やエージェントに「なんか冗談言って笑わせて」とよく頼んでいました。

 

科学者によれば、笑顔になるだけで、エンドルフィン、セロトニン、ドーパミンといった脳内物質が分泌されるそうです。

声を出して笑うとさらに強力なのでしょう。

パニックに行きかけていた道を引き返せることが多かったです。

 

笑うという行為は強制的に脳内の状態を変えるので、これはぜひお試しください。

効果がなかったアロマ

逆に役に立たなかったのはアロマです。

私はアロマセラピーが大好きで資格も持っていますが、パニックに関してはアロマは無力でした。

 

もちろん、日常生活でリラックスした生活を送るという意味では有効です。

ただ実際パニックが起きそうなときや起きたとき、私の場合には何の役にも立ちませんでした。

パニックというのは、身体が暴走列車に乗っ取られるようなものです。

暴走する列車の横で、ラベンダーに優しく「リラックス~」とささやかれても、そもそもそんなもの聞こえない……という感じでした。

拡大する予期不安

パニックが起きる対象も、どんどん拡大していきました。

 

最初のうち仕事の前だけに起きていたパニックが、色々な場面で順番待ちをしているときにも起きるようになりました。

お役所、買物など列をつくる、待つところがだめでした。

 

 

そしてついにある日、家の真ん前にある獣医さんの待合室で、猫のワクチンの順番待ちをしているときにパニックになりました。

 

不安になる要素ゼロの場所です。

 

それで私は思いました。

「これは、本格的に病気だ!」

 

いや、それまでも病気だったのですが(^^; なぜか、ひとりでがんばって対処し、病院などにも行かなかったのです。

私は、心療内科に行くことにしました。

 

心療内科に行く

心療内科の先生は、とても素敵な先生でした。

患者と90度の角度で座り、話にじっくり耳を傾け、少し良くなったと言うと友人のように一緒に喜んでくれる方でした。

 

薬もとてもよく効きました。

SSRI「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」という、パニック障害によく使われている薬です。

これをのむと、不安が嘘のように消えました。

 

 

「まあ何とかなるんじゃな~い♪」という感じで、仕事の準備もまったくしなくなりました。

本来、会議通訳の仕事の半分以上は事前の準備といってもいいくらいなので、これは実はとんでもない事態です。

 

 

パニックは起こらなくなりましたが、自分が自分でなくなった気がしました。

 

こんな小さなケミカル1粒で、人間の心はこれほど変わってしまうのか、と情けない気もしました。

 

SSRIをのんだ日はお酒も飲めないし、とにかく、こういうものをずっとのみ続けていてはいけない!と直感的に強く感じました。

 

 

それで半年後、獣医さんでパニックになるようなひどい状態から脱したところで、心療内科に行くのはやめ、SSRIもやめました。

 

そして、私はホメオパシーと出会いました。

 

ホメオパシーと出会う

奇跡のような運命の流れで(ホメオパシーとの出会い)、私はIACHという学校を知りました。

世界的に有名なホメオパス、ギリシアのヴィソルカス教授の学校です。

 

そこでホメオパシーの勉強を始め、さらにホメオパシーの個人セッションを受けることになりました。

 

 

診療内科に行くのはやめ、SSRIをのむのはやめていましたが、まだソラナックスというベンゾジアゼピン系抗不安薬は携帯していました。

 

SSRIなような強い薬ではありませんが、不安になったときのお守りです。

仕事のときはやっぱりいつもギリギリで勝負している感じでした。

 

ホメオパシーのセッションでは、自分の問題を話し、色々なことを聞かれます。

 

非常にクリアなケースということで、あるレメディ(薬ではないのでレメディとよびます)を1回だけのむことになりました。

 

 

レメディをのんで2-3日は、やたらと眠くて寝てばかりいました。

 

そしてそのあと、皮膚の外側にもう一枚保護膜ができたような気がしました。

 

 

露出していた神経細胞の先端に、ベールがかかったというか……

繭につつまれているようで、あまり外の影響を受けない。

 

どーんと落ち着いてふてぶてしくなった感じで、とても楽になりました。

 

 

そして一か月後、出張に行きました。

お客様と何度もタクシーに乗る場面があったのですが、平気でした。

 

一人で車に乗るだけで大変なのに、お客様と一緒に乗るなんて、考えられません!!

 

そもそも、そんな可能性のある出張を引き受けること自体、それまでだったらありえないことです。

 

 

この10年はいったい何だったのだろう……

なんだかわからないけど、ホメオパシーってすごい!と思いました。

【まとめ】再発はありません

そのとき以来、パニック発作を起こしたことは一度もありません。

 

ただ、パニックになりやすい体質自体が変わったわけではないです。

たぶん今でも人より神経系が興奮しやすいし、不安になりやすい傾向はあると思います。

 

 

たしかに、パニック障害になった直接の引き金は仕事のストレスだった。

けれども、そもそもなぜストレスを受けたときアレルギーや胃潰瘍ではなくてパニックになったのか?

 

 

そう考えると、それは私にもともと神経系が弱い(過敏)という体質があったからです。

もし胃腸が弱い体質だったら、同じストレスを受けた時たぶん胃潰瘍になっていたでしょう。

 

考えてみれば小さい頃から神経系が過敏だったと思います。

たとえば、ちょっと恥ずかしいのですが本屋さんに行ったときの反応があります。

 

ときどき、本屋さんに行くとお手洗いに行きたくなるという人がいるでしょう?

あなたの周りにもいませんか?

 

私はそういうタイプでした^^;

 

私は本大好きだったので、大きな本屋さんに行くと「わ、こんな本も!あんな本も!」とひとり興奮していました。

そしてなぜか、突然お手洗いに行きたくなってしまうのでした……

 

この本屋→お手洗い現象の理由については諸説あるようです。

ただ自分について言うと、やはり物理的な神経系統の脆弱さから来ているような気がします。

 

感情は自律神経に影響を及ぼします。

 

ドキドキ、ワクワクなど、たとえポジティブな興奮でも、私の自律神経は感情の揺れに過剰に影響されてしまうタイプなのでしょう。

つまり、そういう体質がもともとあったわけです。

 

この辺のことは、【内向型人間のすごい力】という本を読んだときあらためて深く納得しました。

(この本についても書いていますのでご興味あればどうぞ→内向型人間のすごい力―静かな人が世界を変える by スーザン・ケインを読んで )

 

物理的に、小さな刺激に対して過敏に反応する神経細胞を持っているから内気だし不安にもなりやすい。

でもそれはしかたのないことです。それが個性なので。

(神経が反応しやすいということには利点だってあるはずですしね^^)

 

その個性は変わらなくても、弱さを少し減らす。もっと言えばその良さを活かせるようにする。

そして自分でコントロールできる状態を保つことができれば、それでいいわけです。

 

それが、「神経系が過敏な私の、健康な状態」ということです。

私は、ホメオパシーによって自分を知りました。

自分のトリセツを持っているので、なにかあってもすぐ健康な恒常状態に戻ることができるようになったのです♪

 

自分のケースはホメオパシー有効?など疑問があれば、お気軽にお問い合わせください→お問い合わせ

パニック・不安とホメオパシーについて詳しく知りたい方はこちらをどうぞ→パニック障害・不安とホメオパシー

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