【この記事を書いた人】横浜のクラシカルホメオパス山田千鶴子。パニック障害で10年苦しんだが、ホメオパシーレメディに出会い、悩みのない自由な生活を送れるようになる。2010年よりホメオパス。心身の問題に悩む全国多数のクライアントさんをサポートする。詳しいプロフィール |
貝原益軒の「養生訓」読みました。
それでちょっと感動したことがありました!
「未病」の考え方です。
私が思う「未病」とホメオパシーの関係を書きたいと思います。
貝原益軒の「養生訓」って聞いたことありますか?
なんか有名っぽいぞ。。くらいの知識しかなかった私ですが、先日帯津良一先生のセミナーに出たあと買ってみました。
古今東西の養生訓を読んだ帯津先生が、「これが一番好き」とおっしゃっていたので^^
でもさすがにガチの原本は読みづらいだろうと思ったので、アユールヴェーダにも詳しい医師が現代語訳した本を読みました。
著者によると、この養生訓は江戸時代の儒学者である貝原益軒が84歳のときに書いたもの。
人が健康をたもち幸福で長生きするための指南書、ということです。
貝原益軒、調べると1630年生まれです。
400年たっても古びない、深い真実が書いてあるように思いました。
まず、よく聞く未病って何?ということから書きますね。
未病ってなに?
健康→未病→病気
まだ病気とは言えないけどちょっとおかしい。
その中間地帯が未病ですね。
これはきっとみなさんよくご存知の概念だと思います。
日本には、未病学会というのもあって、医療従事者の方々が四半世紀も前からとりくんでいらっしゃるようです。
学会ホームページによると、未病には2種類あると書いてあります。
1.西洋医学的未病
検査をすると異常があるが、症状がない
2.東洋医学的未病
症状だけあって、検査をすると異常がない
西洋医学的には、1番に取り組むということになるのだろうと思います。
つまり人間ドックとか検診で問題の早期発見をして、早期治療という方向性ですよね。
ホメオパシーが関係してくるのは、もちろん2番です。
ご本人の自覚症状だけある場合。
なんか調子悪いけど病院に行くとどこも悪くないです。。と言われてしまう段階です。
ホメオパシーはこの段階でも大きなパワーを発揮します。
病名がなくても症状だけでレメディを選ぶことができるので!
まあここまでは普通のクラシカルホメオパシー話で、私もこれまでさんざん言ってきたことです。
今回私が養生訓を読んで感じたのは、実はその先です。
「未病」の改善の目標をどこにおくか、という視点です。
単に病気になりそうだったのを予防できたというのではちょっとつまらないかも。。と思ったのです。
真の健康
未病の状態でホメオパシーを使うと、ほんとうの病気になるのを防ぐことができます。
色々あった自覚症状をなくすこともできます。
でも、それだけ? ということです。
「え? ホメオパシー、そのためにやるんでしょ? 私はそれで十分嬉しいですけど」ときっと思いますよね?
そのとおりです。
私もそれで喜んでいただけたら嬉しいです♪
でもホメオパシーが本当に凄いのは、そこから先です。
その先にもついでに進んでいってしまっている、という点がホメオパシーの凄さかなと思います。
そして、その究極の行き先が「真の健康」だと思います。
貝原益軒の思想について、著者はこう言っています。
「[新釈]養生訓」より引用します。
「養生訓」における生命観は、個人は自然や宇宙の一部であり、こころとからだはそれらと常につながっているとしています。
そのため、養生とは、個々の生命が自然や宇宙と調和し、自身の内側において、さらに外との関係においても秩序が実現された状態になってこそ幸福であると説いています。
益軒は、人は歳を重ねるごとに、より幸福になっていくものだと考えています。そのために人は健康で長生きをすべきであり、また日々の生活の中で、自分の役割を果たしていくことも養生なのだと説いているのです。
私はこの文章でビビっと痺れてしまいました!
志高い!
そうなんです、
単に病気にならない健康をめざすのではない(それも大事ですけど)
人は結局、幸せになるために生きているのだと思います。
そのための健康。
そのための長寿。
宇宙と調和して、自分の役割を楽しく生きていくことができたら本当に幸福だと思います。
自分を発見できる。
自由になれる。
クラシカルホメオパシーは、幸福を助けるツールです♪
ホメオパシーよくわからない。。という方はコチラをどうぞ↓