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全然怖くない、むしろ気持ちいい、また行きたくなる歯医者さんの話

歯医者さんが好きな人はあまりいないと思いますが、とんでもなく気持ちいい歯医者さんに行ったことがあります。私の中での歯医者さんの最高体験、シンガポール編をシェアします。

【この記事を書いた人】横浜のクラシカルホメオパス山田千鶴子。パニック障害で10年苦しんだが、ホメオパシーレメディに出会い、悩みのない自由な生活を送れるようになる。2010年よりホメオパス。心身の問題に悩む全国多数のクライアントさんをサポートする。詳しいプロフィールはこちら。

 今朝、起きたときふとその歯医者さんのことを思い出しました。
たぶん、最近、想像を超えるサービスを受けて感動した体験があったからだと思います。

私の脳のなかに「想像を超えるサービス体験」ファイルがあるのかも(笑)

とにかく、寝起きに、ふっとその歯医者さんを思い出しました。

もう20年近くも前の話です。

記憶に残る素晴らしい歯医者さん

何が素晴らしかったのか?
目的以外の部分の充実ぶりです。

歯医者さんに行く目的は、歯を治すこと。
そのための歯科技術が高いのはあたりまえですね。

そのシンガポールの歯医者さんは、目的の周辺に付随する部分が素晴らしかったのです。

たぶん、1998年ごろのクリスマス前だったと思います。
当時シンガポールに住んでいた私は、歯が痛くなって、近所の歯医者さんに行きました。

小さなホテルのような待合室

ビルの2階か3階だったと思いますが、待合室にはいると、まず、大きなクリスマスツリーが目に飛びこんできました。

その周りで、お母さんと子供たちが、絨毯に寝ころびながら本を読んだりしている。
まるでクリスマスカードのような光景です。

歯科医院というより、ホテルのロビーに足を踏みいれたような気がしました。

個室に入ってきた歯医者さんは……

そこは、所属する歯医者さんが7-8人いて、それぞれが個室を持っていました。
患者は、自分を担当する歯医者さんの個室に通されて、待っています。

例の歯医者さんの椅子に座って、ドキドキしながら待っていると……

「ハーイ!」という明るい声とともに、ドアが開き、
丸顔の中国系の歯医者さんが「僕があなたの歯医者ですよ~」と言いながら、入ってきました。

その瞬間、まるで太陽が入ってきたような気がしました。
明るい光がばーっと差しこんだような笑顔。

もう20年も前のことなのに、その時の感覚は今でもよく覚えています。

不安や緊張が一気にほぐれました。

先生は、もちろん、技術も素晴らしく、痛いこと、不快なことを極限まで減らして治療してくれました。

あまやかしてくれるスタッフ

そして、たぶん、何回目かに、親しらずを抜きました。

抜歯のあと、待合室に出ていくと、受付スタッフや通りがかりの看護師さんたちが「大丈夫?」と口々に優しい声をかけながら、そっと肩を触っていくのです。

そして、「一人で帰れる?タクシー呼びましょうか?」と言って、タクシーまで呼んでくれる始末。

たかが親しらずを抜いただけなんですけどね……

でも、なんか嬉しかった。
痛い時、弱っているときに、こういう風にちやほやしてもらうのは、気持ちいいものなのね。。と思いました。

プロフェッショナルで、でもあたたかいエネルギーをふりまいて、会った瞬間、患者を安心させる歯医者さん。

フルサービスの、小さなブティックホテルのようなスタッフ。

今は、日本のドクターも病院のスタッフの方々もとても親切になっていますが、たぶん、20年前は、そうでもなかったのだと思います。

なので、このフルサービスに、私は衝撃を受けました。

最高のサービス

そういうわけで、「最高のおもてなし」とか「想像を超えるサービス」と聞くと、リッツカールトンではなく(リッツカールトンも素晴らしいですが)私はまず、この歯医者さんのことを思い出してしまうのです。

一般的に、サービス業の人は、まず、自分が最高のサービスを受ける体験をしていることが大事だと思います。

その意味で、この遠い昔の歯医者さんは、私にとって貴重な体験でした。

クラシカルホメオパシーは、クライアントさんのエネルギーレベルを上げ、自立して自由に生きることができるまでのサポートをするものです。

セラピーといってもいいのですが、基本的に、人を相手にするものはすべてサービス業といってもいいと思います。

プロセスの最初から最後まで心を配るフルサービスのサービス業でありたい。

シンガポールの歯医者さんは、オーチャードストリートにあった高級歯医者さんなので、もちろん、物理的にそれをまねできるわけではありません。

でも、少なくとも、精神的、エネルギー的にはああいうものをめざしたい。

クライアントさんの生命力とエネルギーをあげる、というのがホメオパシーの「目的」ですが、その周辺も大事にしたい。

クラシカルホメオパシーでは、クライアントさんが元気になって「卒業」していきます。

卒業したらもうお会いすることはなくなりますが、でも気持ちはずっと応援する。

彼女が彼女らしく、最高の人生を生きていけるようにエネルギーを送ります。

(エネルギーは必ず物質化するので♪)

気持ちとエネルギーのレベルで最高のサービスをめざしつつ、技を磨いていきたいと思っています。

 

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