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敏感さんとホメオパシー

【この記事を書いた人】横浜のクラシカルホメオパス山田千鶴子。パニック障害で10年苦しんだが、ホメオパシーレメディに出会い、不安のない自由な生活を送れるようになる。2010年よりホメオパス。心身の問題に悩む全国多数のクライアントさんをサポートする。詳しいプロフィールはコチラ

最近、クライアントさんがよくおっしゃるのは、「私、HSPだと思うんです。。」という言葉です。

 

HSPというのは、20年以上前にエレイン・アーロンという博士が考えた概念。

HSPは、Highly Sensitive Personの略です。

 

 

HSPとは

簡単に言うと、非常に敏感な人。

生まれつき感覚が敏感でまわりから刺激を受けすぎて疲れやすい、人の気持ちにも敏感で振り回されてしまう人、というような意味です。

 

でも実は人口の20%くらいがHSPとも言われているようで、人数的に非常に多い。

これは血液型で言えば、B型の人の割合くらいです。

 

 

だから、かりにHSPだとしてもそんなに心配する必要もないかなと思います。

「私、血液型、B型なんですよね。。」といって心配している人はいないので^^

 

 

ただどうして多くの人が「自分はHSPかもしれない」と口にしているのか?

そこがポイントだと思います。

 

 

それはきっと、HSPであれば、一種の「病気」のせいであって、自分の「性格」のせいじゃないと思えるからでしょう。

 

 

性格というのは、「自分の努力」で良くすることができるイメージがありますからね。。

だから自責の念を持ちやすい。

 

 

こんなに細かいことが気になる自分はダメだ、

もっとおおらかになるように努力しなければ。。

 

 

人にも、「あなた気にし過ぎよ」と言われて

がんばってはみるものの、やっぱり小さなことが気になる、

気がついてしまう。。

 

 

この神経質な性格を直さなければ!

と思って努力するけど、でもできない。

自己嫌悪と疲労の悪いサイクル。。

 

 

そんなときに、「あ、私HSPだったんだ、だからできなかったんだ。。」と思うことができると、ちょっとホッとするのかもしれませんね。

 

 

 

 

HSPは物理的な神経細胞の特徴から

厳密にいうと、HSPは病気ではなく気質や体質の傾向なので、精神科というより心理学の領域の言葉のようです。

アーロン博士によると、この傾向はそもそも脳の神経システムから来ているそうです。

 

 

つまり、小さな刺激にも反応する神経細胞を物理的に持っているから、HSPの傾向が出るということでしょう。

 

 

 

ここで思い出すのは、「内向型人間のすごい力~静かな人が世界を変える」という本に書いてあったことです。

(ちなみに、この本非常に面白いです。ブログでご紹介しているので、ご興味あればコチラをどうぞ)

 

 

 

「内向型人間のすごい力」の中で、ハーバード大学の発達心理学者、ケーガン教授の研究が紹介されていました。

 

ケーガン教授は、生後4ヶ月の乳児500人を観察しました。

なんと生後4ヶ月の段階で、将来その子が内向的に育つか外向的に育つかを予測できたそうです。

 

 

簡単に言うと、ある刺激に対して大きな反応を示す赤ちゃんは内向的に。

同じ刺激があってもあまり反応しない赤ちゃんは外向的になっていくということでした。

 

ちょっと意外でしょう?

 

 

つまり小さな刺激でもすぐ反応してしまう敏感な神経細胞を持っていると、反応性が高い内向的な子供になっていくというのです。

 

 

 

HSPもまさに同じ方向性だと思います。

視覚、聴覚、味覚などの感覚神経が鋭い。

微妙な刺激でも反応する神経細胞。

 

言葉にしない人の気配、気持ちも感じとる、情報識別能力が高い神経細胞を持っているということなのだと思います。

 

 

敏感な神経細胞:いいも悪いもない

だから、いいも悪いもないのです。

ただ事実としてそういう体質である、というだけです。

 

 

 

先日もセッションをしていて、「レモンが嫌いなので水の中にレモン汁が1滴入っているだけで飲めない。料理の隠し味も全部わかっちゃう」という人がいました。

 

いいような悪いようなですよね^^;

 

極上の繊細なお料理をきっと誰よりも楽しめて素晴らしい体験をすることができる!

でもその一方で、わかりすぎて時にはめんどうくさいこともあるでしょう。

 

 

でもしかたない。

それがもって生まれた体質なので。

 

 

 

結局、もってうまれた体質や気質をいかに楽しい方向にもっていくかということだろうと思います。

 

敏感な人が鈍感になるのは難しいし、不毛です。

 

 

そうではなくて、敏感であることの素晴らしさを享受し、でも無自覚に影響を受けすぎないようにすればいい。

 

 

自分の軸をしっかりもち、感じても自動的に影響されないようにする。

自分にとって害になるときには境界線を引くことができればいいわけです。

 

 

 

HSPの人がどうしたら生きやすくなるか。

今、たくさん本が出ているので、自分にあった対処法を色々試すといいと思います。

 

 

ホメオパシーで自分にリラックス

それでもどうしても苦しい。

という場合は、ホメオパシーもお役に立つと思います。

 

 

ホメオパシーは、対処法というよりも、自分そのものの軸を作る助けになります。

敏感な自分、ほんとうの自分を受け入れることができるようになる。

すると、自分にリラックスすることができます。

 

ダダ漏れの自動反応になってしまっている部分をちゃんと意識して、選択的に人と関わることができるようになっていくでしょう。

 

敏感な人にフィットするレメディは色々あります。

レメディで、敏感な人が鈍感になるのではありません。

 

 

そうではなく、今ちょっと病的に敏感で疲れていたのが、敏感であることを楽しめる健康な人になっていくということです。

 

 

HSPと一口に言っても、人それぞれ敏感のポイントは違います。

 

逆に、人から「鈍感ね」なんて言われがちな人でも、実はとても敏感なポイントがあったりもします。

 

 

人はみんな違います。

それぞれが自分の特質にくつろいで、ハッピーに生きることができるようになればいい!

クラシカルホメオパシーはその助けになると思っています。

 

 

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