【この記事を書いた人】横浜のクラシカルホメオパス山田千鶴子。パニック障害で10年苦しんだが、ホメオパシーレメディに出会い、悩みのない自由な生活を送れるようになる。2010年よりホメオパス。心身の問題に悩む全国多数のクライアントさんをサポートする。詳しいプロフィール |
賛否両論あるホメオパシーです。
ホメオパシーに反対する人たちがよく言う議論は、「だってただの砂糖粒なんでしょ? プラシボ効果しかないに決まってるじゃない!」というものです。
これは、
この世の中には物質しかない。
エネルギーという側面はない。見えないものは信じない。
だから、物質的に「砂糖」であるものに、砂糖以上の効果があるはずがない。
という信念から来る発言ですね。
これは、日本だけではなく世界中である固定観念のようです。
イギリスに、HRI(Homeopathy Research Institute)という、超まじめなホメオパシーの研究機関があります。
そのサイトに関連記事が載っていたのでご紹介します。
「ホメオパシーって単なるプラシボ効果じゃないの?」というよくある質問に対するお答えの記事です。
以下、私の翻訳でお伝えします。
ホメオパシーは単なるプラシボ効果?
ホメオパシーのレメディは、有効成分が何も入っていない単なる「砂糖の粒」。
だから、患者が報告するホメオパシーのメリットは、プラシボ効果でしかない、というのはわりとよくきく議論です。
どんな医学的な治療においても、ある程度の「プラシボ効果」は存在します。
その点は、ホメオパシーでも同じです。
ただし「ホメオパシーの効果はプラシボ効果のみ」という議論は、科学的な証拠によって支持されるものではありません。
もしホメオパシーにプラシボ効果しかないのであれば、以下のことをどう説明するのでしょう?
1.プラシボを対照群として使った、クオリティーの高い臨床試験でポジティブな結果が出ていること
こうした臨床試験は、ホメオパシーのもつ本当の臨床効果を、とくにプラシボ効果と区別して見ることを意図して設計されています。
2.ホメオパシーのレメディは、ラボでの実験でも効果を出していること
一部例をあげれば、白血球細胞、カエル、小麦などでも効果が確認されています。
3.ホメオパシーは動物でも効果が出ること
ホメオパシーのレメディが、大腸菌によるコブタの下痢を防ぐことを示した、厳しい手順で実施された研究があります。
~翻訳終わり~(一部、私が勝手に赤い字にしてます)
プラシボは悪いこと?
まず、プラシボはダメ!みたいに思っていらっしゃる方がいるかもしれませんが、それは違います。
プラシボ効果とは、言ってみれば思い込みのパワーです。
「自分は今日絶対お腹が痛くなる!」と朝から何百回も思っていたら、きっと午後にはぶじ痛くなるでしょう(笑)
人間のマインドはそれくらい強力です。
だから、西洋薬でもホメオパシーのレメディでも「これ絶対いいはず!」と思ってのめばいい影響力があるのは当然のこと。
それはあたりまえの現象です。
薬でもレメディでも、プラシボ効果で良い効果が出やすくなるなら、それはいいことですよね^^
ただ、ホメオパシーを認めない人たちは「ホメオパシーにはプラシボ効果しかない!」と言うことがあって、それは違うんですよ~ということです。
ホメオパシーは単なるプラシボ効果ではありません
世の中の経済的事情もありまだホメオパシー研究の数は非常に限られています。
でもきちんと科学的手順を踏んだ試験で、プラシボを超える効果がちゃんと出ています。
それからホメオパシーを使う獣医さんもいらっしゃるように、動物にもちゃんと効きます。
個人的にも、それは体験しています。
歯槽膿漏の猫とか、下痢の犬とか怖がり屋の犬とかにレメディ効きました。
動物や子供は浮世で疲れた大人より健康なので、むしろレメディに対する反応は良いかもしれません。
(ただし、気持ちを言葉でしゃべってくれないのでレメディを探すのが難しいという面はあるのですが)
クライアントさんが「うちの子もお願いしたい」という時に時々犬や猫のセッションをお受けする程度なので、個人的に知っている動物の例は限られていますが、人間についていえば、もう本当に数え切れない改善例を見てきました。
プラシボではとても説明しきれない、大きな改善です!
私個人の体験を超え、200年の臨床データに基づいてつかわれてきた実証科学。
そういうわけで「ホメオパシーにはプラシボ効果しかない」というのは私から見ると議論の余地なく間違いです。
けれどもこういうのも、別に声高に言う必要もないかな。。
人はそれぞれ自分の道をいけばいい。
だから、世の中の人全員がホメオパシー良い!と思う必要はないですね。
ホメオパシーなんてものに全然縁がなく、健康で楽しい人生を送っている人もいるわけで。
むしろそういう人のほうがたくさんいるわけです。
それは素晴らしいことです!
ただ私が残念なのは、ホメオパシー使ったらものすごく良くなるだろうなと思う人にホメオパーが届かないこと。
人よりちょっと繊細。
人よりちょっと身体が敏感で弱い。
そういう人たちは、ホメオパシーで人生がすごく改善する可能性がある!
だからホメオパシーが選択肢のひとつとして、普通に世の中に認められるといいな。
そして必要な人が普通につかえるようになればいいのになあ~と思う次第です。
これはホメオパシーに限らず何でも同じなのですが、自分が何か知らないことがあって知りたいときは、専門家にきいたほうがいいと思います。
何もご存知ない人の一方的意見を聞いて「ホメオパシー、プラシボなんだ。。」と思うのは残念すぎる。。
もしちょっとだけ興味をひかれたのであれば、ぜひ専門家の意見、専門家の知識を知った上で、ご自分で判断されるといいと思います。
ご興味あれば、無料メール講座読んでください→クラシカルホメオパシーがスッキリわかる無料メール講座
*HRIというのは、Dr. Alexander Tournierが2007年に作った団体です。Dr. Alexanderは、もともとは理論物理学者。イギリスのガン研究所で、数学、物理学、生物学の学際的研究をしていた研究者です。
「ホメオパシーはなぜ効果があるのか? ホメオパシーは何を治療できるのか?」 科学者、医者、ホメオパシー臨床家たちが、HRIと協力して、この重要な問の答えを見つけるために、最も厳格な方法で研究をすすめています。 (HRIの記事より) |