【この記事を書いた人】横浜のクラシカルホメオパス山田千鶴子。パニック障害で10年苦しんだが、ホメオパシーレメディに出会い、悩みのない自由な生活を送れるようになる。2010年よりホメオパス。心身の問題に悩む全国多数のクライアントさんをサポートする。詳しいプロフィールはこちら。 |
「世界最新の太らないカラダ」という本を読みました。
おもしろくて、感動です!
新大阪に行く新幹線の中で一気読みしてしまいました。
体重管理に興味がある方には、お勧めです!
膨大な最新データ
著者のジェイソン・ファンは、腎臓病の専門医です。
なぜ、腎臓病専門医が肥満の本を?と思いますよね。
なぜかというと、透析患者の治療をしながら、「腎不全の最も多い原因が、2型糖尿病である」ことを発見したからだそうです。
悪くなってしまった腎臓に対処する対症療法だけではなく、そもそも深刻な腎臓病にいたる、その大元から解決したいという思いで、肥満の研究を始めたらしいです。
動物を使った研究ではなく、人間で実証されたこと、質の高い論文のみを参考とした、と書かれています。(巻末の参考文献の数、すごいです)
3つのキーワード
とにかく、情報ぎっしり、理論満載なので、人それぞれ感じる部分は違うと思いますが、私がほー!と思ったのは、次の3つのキーワード
- インスリン
- インスリン抵抗性
- 体重の設定値
このキーワードで、長期的ダイエットに成功する人が少ない理由がわかりました。
ダイエットって、一か月くらいは、たぶん誰でもできますよね?
気持ちが燃えているので。
でも途中から続かなくなる……
それは、ホメオスタシスに逆らっているからです。
ホメオスタシス
この本を読んで再確認したのが、人間にはホメオスタシス(恒常性)がある、ということ。
とにかくいつも、「今と同じでいたい」という、人間の強烈な傾向です。
だから、体重にかぎらず、ひとが変わるのは難しい。
マインドでどんなに変わろうとしても、潜在意識と体が全力で抵抗してくるからです。
ダイエットも、たぶん1か月くらいは、マインドで引っ張れるでしょう。
でも、同じテンションをいつまでも保つのは大変だし、途中から、現状維持派の体さんが、猛烈に反撃してくる。
そこを、マインドだけで乗り切るのは、非常に難しいです。
そのあたりで、多くの人がくじけます。
この本の凄いところは、体の「現状維持の基本設定」のメカニズムが書いてあるところ。
そして、その基本設定そのものを変える方法が、書いてあるところです。
これがどうしていいかというと……
ダイエットの途中で絶対にある、くじけるできごとがあった時に、「あー、今までの努力はなんだったの?!」と思う必要がないということです。
何か途中でイベントがあって、体重が少し戻ってしまったとしても、「体自体のコアな基本設定を変える」というプロセスは進んでいるわけで……
アップダウンに揺らがない
だから、体重のアップダウンが多少あっても、いちいち気持ちが揺らがない。
小さな体重の上下はあっても、全体として、体のコア設定が良い方向に着実に進歩し続けている、と思えるからです。
あら、書いていて、なんだかホメオパシーのことを思い出してしまいました。
「小さなアップダウンはありながら、全体として改善のラインに乗っている」というのは、私がいつもクライアントさんに言っている「自然治癒のプロセス」です。
ちょっと話がそれましたが(^^;
自然治癒とおなじ道のり、ということを考えても、非常にまっとうな本という気がします。
日々の暮らしのなかで、イベントは色々あります。
そういう時までストイックな気持ちを貫くのは難しい。
というか、ストイックにやるから、ムリを重ねて、ある日突然、糸がぷっつり切れるのだと思います。
体重管理は、自分を変えること
ダイエットは、もっとも身近な食事という習慣を変えていくことです。
とにかく安全第一。現状維持が第一優先の潜在意識があるので、習慣を変えるのは難しいです。
自分を変えたい方、ホメオパシーも強力なツールのひとつですよ。
ホメオパシー? 何それ?という方は、こちらをご覧ください→ホメオパシーとは?
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