【この記事を書いた人】横浜のクラシカルホメオパス山田千鶴子。パニック障害で10年苦しんだが、ホメオパシーレメディに出会い、悩みのない自由な生活を送れるようになる。2010年よりホメオパス。心身の問題に悩む全国多数のクライアントさんをサポートする。詳しいプロフィール |
イギリスに、Homeopathy Research Institute (HRI) というホメパシーの研究団体があります。
そのホームページを時々チェックしているのですが、子供の中耳炎に関する研究が載っていたので翻訳してご紹介します。
HRIのHP: Ear infection in Children
以下翻訳です。(見やすいように行など整理して書いてます)
子供の耳の感染症:インドの研究
インドで、急性中耳炎の子供81人を対象にした実際的ランダム化比較試験が行われた。
その結果、個人に合わせたレメディをつかうホメオパシーは、通常の医療(必要に応じて鎮痛剤、解熱剤、抗炎症剤、抗生剤などをつかう)と同等の効果があることがわかった。
このランダム化比較パイロット試験は、ホメオパシーによるケア(LMポテンシーのレメディ)と通常の医療ケアを比較したもの。
どちらのグループの患者も、3日目までに改善しない場合は抗生物質を処方することとした。
21日間にわたり、AOM-SOSスケール(急性中耳炎の症状の重篤度を測るもの)と鼓膜検査をつかって結果を調べた。
80人の患者(40人が通常医療、40人がホメオパシー)の結果を分析した。
- 通常医療グループ:40人全員(100%)が治癒
- ホメオパシーグループ:38人(95%)が治癒。2人(5%)は最後2回のフォローアップ面談に来なかった
3日目までに、
- 通常医療グループ:1人が治癒
- ホメオパシーグループ:4人が治癒
通常医療グループでは、39人(97.5%)が抗生物質を処方された。
ホメオパシーグループでは、抗生物質を必要とした患者は一人もいなかった。
ホメオパシーというのは非常に多くのレメディの中から個人にあったものを使う。
だが患者の85%がつかったのは、わずか6種類のレメディのうちのひとつだった。
世界的に抗生物質の使用を減らしていく必要があるなかで、HRIはこうした研究をぜひ他の国でもやってほしいと思っている。
もっと大規模な試験で、似た結果が再現されるかどうかを確認したい。
確認されれば、子供の中耳炎のとき、ホメオパシーが抗生物質にかわる方法のひとつになるだろう。
・・・翻訳終わり・・・
中耳炎にレメディをつかうときの注意
子供の中耳炎。
よくある問題だと思いますが、抗生物質を使わないで対処できたらいいですよね。
ただ注意しなければいけないのは、「絶対に抗生物質を使わない!」などと思わないことです。
特に耳の場合は脳の中に組み込まれている位置。
感染がひどくなると危険です。
ですから、耳が痛い!という場合は、24時間以上ホメオパシーのレメディだけでがんばってはいけません。
必ず病院に行って、それ以上感染がひどくならないようにしてください。
ということをふまえたうえで、
そんなにひどくない場合に薬以外の選択肢があるのはいいことだと思います!
特に今、抗生物質の使いすぎが問題になっていますよね。
どうでもいいときに過剰に使うことで抗生物質が効かない菌が増えている。。
また人間の役に立つ菌まで殺してしまうので、アレルギーや潰瘍性大腸炎などが急増しているそうです。
中耳炎をくりかえす人はしょっちゅう抗生物質をとることになり、身体のなかで共生している微生物がどんどん死んでしまいます。。
そんな現状を改善する方向性だと思います。
薬かホメオパシーどちらか一方というのではなく、必要なときに必要なものを選んでつかう。
それができるようになると、とてもいいと思います。
*ちなみに、試験では「85%の人が6種類のうちのひとつのレメディを使った」といっていますが、それはこの中耳炎が急性だからです。
本来クラシカルホメオパシーは徹底的に個人に合わせるので、非常に多くの種類のレメディのなかからひとつを選びます。
急性の場合には個別性が薄れるので、バラエティがあまり出なかったということです。
だからこそ急性の症状についてはセルフケアも可能になるわけです^^
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*ただし、中耳炎を頻繁にくりかえすということであれば、慢性的な今の状態じたいを改善したほうがいいです。
その場合は個人セッションがおすすめです。
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