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インサイド・ヘッド:悲しみの効用

【この記事を書いた人】横浜のクラシカルホメオパス山田千鶴子。パニック障害で10年苦しんだが、ホメオパシーレメディに出会いパニック克服。2010年よりホメオパス。不安、鬱、IBS、イライラ、更年期、PMS、不妊、頭痛、痛み、花粉症など心身の問題に悩む日本全国、ヨーロッパ、アメリカのクライアントさんをサポート中。ヴィソルカスのホメオパシー学校卒業。詳しいプロフィール

「インサイド・ヘッド」というアニメ映画をアマゾンプライムで見ました。

今劇場でやっている「インサイド・ヘッド2」を見ようかなと思ってるので、その予習として。

真面目な私(笑)

 

潜在意識とか夢とか、短期記憶のなかからアイテムを選んで長期記憶にしていく感じとか。。脳の構造がアニメになってる感じで、子供向けではありますがなかなか面白かった。

 

でも何といっても素晴らしいのは「悲しみ」という感情の重要性を描いていること。

人間は、ジョイだけでは機能しない。

生きていればそれは色々あるわけで。

悲しいときに、悲しいという体験に自分の気持ちが寄り添い、十分に悲しんだあと人はまた再起できる。

ジョイを感じられる。

悲しみの過程をすっ飛ばして「ポジティブ」ばかりに行こうとするといずれ破たんする。

 

これは、ホメオパシーのセッションをしているとわりと頻繁に目にすることです。

身体症状の背後にあるのは悲しみや怒りであることが多い。

抑圧した悲しみのエネルギーがもう抑えきれなくなると、爆発する前に身体症状という形でエネルギーリリースしてるのだと思います。

 

けれども厄介なのは、自分でネガティブ感情を抑圧していることに気づいていない人が多いこと。

会社でバリバリ働き、家でも完璧な母で妻。

超人的な仕事量をこなしながらも「いや、別にこれくらいどうということもありません」とスンとしているクライアントさん。

別に気取っているわけではなく、ご自身で心からそう思っている。

 

でも本当は「どうということもない」わけじゃない。

だから、発疹が出たりどこかに痛みが出たり色々な身体症状が出ているわけです。。

 

で、そういう方が合っているレメディをのむと、急に泣くようになったりする。

泣くなんていう “非生産的で女々しい行動” は今まで一切とったことがなかった方が、急に大泣きする。

心の奥底に封印していた悲しみや怒りなどが噴出してくるようになる。

これは、結構しばしば目にします。

 

ホメオパシーのレメディはただ生命力を活性化しているだけです。

活性化した生命力が「これが治癒への道」と思ったことしか起きません。

生命力は、準備もできていないのに、強制的に何かをひっぱりだしたりはしません。

だから安心してそのプロセスを見守っていればいい。

 

自分では気づいていなかった内側のネガティブ感情が、レメディのエネルギーにサポートされてリリースされて出てくるということでしょう。

本当の回復、本当の治癒は、ためこんだネガティブを出していくことから始まります。

顕在的には自分でもわからない、「スン」とした奥にリーチできるところがホメオパシーの凄いところだなあと思っています。

 

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