賛否両論あるホメオパシーですが、実は歴史も実績もしっかり持っている療法です。
怖いイメージをお持ちかもしれませんが、きちんとした専門家にかかれば、原因のわからない不調やなかなか改善しない症状にもアプローチできる可能性が高くなります。
今回は、ホメオパシーの専門家である私が(※)、ホメオパシーの実態について詳しく、わかりやすくお話していきます。
※IACH日本校(世界最高峰レベルのクラシカルホメオパシー専門校)卒業。
ファカルティ・オブ・クラシカルホメオパシー(ドイツ人医師ホメオパスの学校)首席卒業 クラシカルホメオパシーセンター公認ホメオパス。 現在もドイツ人ドクターホメオパスの指導を受け続けています。 |
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日本でも、いまホメオパシーに興味をもつ方が増えてきています。
ただ、ホメオパシーについて調べていると、怪しいというイメージや否定的な意見が多かったりしますよね。
しかしホメオパシーは歴史ある療法ですし、正しい使い方をすれば明確な変化が起こるはずのものです。
では、きちんとした療法なのになぜこんなイメージがついてしまうのかというと、「簡単なホメオパシーが増えてしまったから」なのです。
どういうことかというと、そもそもホメオパシーは習得がとても難しく、高い技術を持っていなければ正しく使いこなすことができません。
その技術習得があまりに大変なこともあって、色々やっているうちに「新しい」ホメオパシーのやり方が生まれてきてしまったのでしょう。
簡単に言ってしまえば、
ホメオパシーの技術習得が難しいので簡単なやり方を教える人たちがでてきて、結果、逸脱する人がどんどん増えてしまったのだと思います。
※いわゆる「新しい」ホメオパシーをやっている人は、教わったことをただ一生懸命やっているだけかもしれないので全否定するつもりはありませんが……
「ホメオパシー」を名乗ってはいても、実際には本来のホメオパシーのやり方とは全く違う内容のものだったりすることも多いのです。
そこで、2010年から「クラシカルホメオパシー」を仕事にしてきた専門家としての立場から、全体像がわかる解説記事を書くことにしました。
専門家としての知識と経験をもとに、超わかりやすく、ホメオパシーの効果と意味、副作用とリスクを解説します。
クラシカルホメオパシーとプラクティカルホメオパシーの違いもお話しています。違いを詳しく知りたい方はこちら→クラシカルホメオパシーとは?
長い説明はいいから、超簡単にイメージ的に知りたいという方はこちら→ホメオパシーとは?超簡単ざっくり説明
*注意* この記事では便宜上、治る、改善するなどの表現を用いていますが、ホメオパシーで特定の症状が治ると断言しているわけではありません。ホメオパシーはあくまで医療の補助的な療法と考えてください。 |
目次
ホメオパシーの意味と効果
ホメオパシーとは、200年前にドイツ人医師ハーネマンが考えた自然療法です。
自然由来のレメディ(※)というものを使って、心や身体の症状を改善に導きます。
※レメディ(レメディーとも書きます)とは、ホメオパシーで用いるお薬のようなものです。レメディについては、後ほど詳しくお話します。 |
ホメオパシーで具体的に何をするのか、一般的な流れを説明すると、まずセッションをしてクライアントさんのお話を1時間半じっくりうかがいます。
ホメオパス(※)は、そのお話に基づいてレメディを決めます。
クライアントさんは、言われたレメディを自分で買って摂取します。
1ヶ月後、再びセッションをして調整していきます。
※ホメオパシーの専門家をホメオパスといいます。レメディを選ぶのがホメオパスの仕事で、レメディ販売はホメオパスの仕事ではありません。 |
ホメオパスによってセッションのやり方は少しずつ違うと思いますが、だいたいそんな感じです。
ホメオパシーは、200年蓄積された臨床データに基づく補完療法として、ヨーロッパ、インドなどをはじめ、世界80カ国以上でひろく使われています。
イギリス王室も、長年ホメオパシーを愛用しています。
ホメオパシーの特徴は、人間をひとつの全体として見ることです。
人間全体を統合している生命力にアプローチして、その人全体を丸ごと引き上げていきます。
例えば、偏頭痛があり、生理不順でイライラしがち…という症状を持っている方がいたとします。
ホメオパシーは、そういう個別の症状をバラバラにとらえて、対症療法的に改善しようとするものではありません。
偏頭痛・生理不順・イライラという不調を出している、全体としてのその方を丸ごと引き上げる。
結果として、それぞれの症状が改善されていく、というのがホメオパシーのアプローチです。
どんな病気や症状に効果的?
ホメオパシーは、心や身体、精神などあらゆる不調に効果的です。
ホメオパシーは、なんに効くの? とよく聞かれます。
カウンセリングと似たイメージがあるのか、「心の問題専門?」と思っていらっしゃる方も多いようです
ホメオパシーは、カウンセリングではありません。
スピリチュアルでもありません。
そして、心、身体、精神、すべての分野の問題に対処できるものなのです。
どうしてかと言うと、ホメオパシーは生命力を活性化して、ひとりの人間を全体として改善するからです。
ホメオパシーが何に効果があって、何に効果が期待できないのか?
You Tubeで話しているので、よろしければご覧ください。
心、身体、精神はバラバラに存在するものではありません。
全部が連動して、有機的につながっているのが人間です。
心も身体も精神も、総体としての人間の一部なのです
全体が改善すれば、個々の症状が改善していくのは自然なことでしょう。
例えば、お肌に発疹が出ている場合を考えてみましょう。
「皮膚が不調」だから、「皮膚の不調を治さなければ!」と思うのが普通だと思います。
でも、ホメオパシーの考え方は違います。
不調なのは皮膚ではなく、その人全体であると考えます。
生きていれば、日々色々なストレスにさらされますよね?
それでも、人はなんとかストレスに対処して、一定の健康ラインを保って生きていきます。
ところがある日、あまりに強い、あるいはあまりに長いストレスにさらされる……
そのとき、生きていくために、賢い生命力は皮膚を使ってそこに症状を出し、ストレスや毒をリリースするのです。
それは、皮膚に症状を出すのが一番害がなく安全だからです。
皮膚に発疹ができると、たしかに不快です。
でも不快ではあっても、それで死んだりはしないでしょう?
つまり、皮膚に発疹をだすことによって、心臓や肝臓など重要な臓器に問題が及ぶのを避けている。
より重要な臓器を守っているのです。
だから、ホメオパシーでは、「皮膚の発疹という症状」を治そうとはしません。
皮膚に発疹を出さざるをえない状況にある、「その人全体」を改善しようとするのです。
その人全体が改善すると、生産性が上がるので、普通の代謝・排泄経路を使ってストレスに対処できるようになります
すると、もう皮膚に発疹を出す必要がなくなります。
発疹がなくても、心身のバランスを保つことができるようになるので、結果として発疹という症状が消えていくのです。
このプロセスは、皮膚だけではなく、症状がどこに出ていても同じです。
だから、ホメオパシーはあらゆる症状に効果的なのです。
全体を改善することによって、心、身体、精神、すべての問題を改善に導くことができるのです。
*注意* すべての問題を改善すると書きましたが、すべての病気が治るわけではありません。 自然治癒に向けて引き返せるポイントを超えて進んでしまった、末期の重篤な病気は、ホメオパシーでも治ったりはしないでしょう。ホメオパシーはきっかけにすぎず、実際に改善をしているのは、あくまでも本人の生命力、自然治癒力だからです。それでも、ホメオパシーで生活の質を上げ、残りの人生を少しでも楽に充実させるお手伝いはできると思います。 |
病名のつかない不調にも対処できるのはなぜ?
ホメオパシーのレメディを選ぶとき、病名は必要ありません。
病院に行くと「検査しても、どこも悪いところはありません」と言われてしまう不調にも対処できるのです。
その理由は、データの分析方法にあります。
ホメオパシーには、200年の臨床データを蓄積した、『レパートリー』と『マテリアメディカ』という資料があり、私たちホメオパスはそれを使ってレメディを選びます。
レパートリーは、病名ではなく、自覚症状によって分類されています。
だから、病名がなくてもレメディを選べるのです。
例えば、「のどが詰まる感じがして苦しい」という人がいたとします。
これは、西洋医学的にはさまざまな可能性があるでしょう。
肺や気道や食道に問題があるのかもしれないし、神経の問題かもしれないし、精神的な問題かもしれません。
でも、病院に行って検査してもらってもどこも悪くない……
こういう時、お医者さんも、明確な病名をつけるのは難しいと思います。
でも、ご本人が「なんか気持ち悪い」というとき、それはやはりどこか具合が悪いのです。
人間の感覚は繊細なので、どこかヘン…という微妙な変調を感じます。
検査機器の網の目は、人間の身体ほど繊細ではないので、この段階では検査してもまだ何も異常が出ません。
こういう時こそ、ホメオパシーの出番です!
レメディを選ぶためのデータは、自覚症状で分類されているので「のどが詰まる感じ」という症状に合うレメディを探すことができるのです。
しかも、その症状がさらに細分化されています。
のどが詰まる感じが悪化するのが、何時頃なのか、ものを飲んだ時なのか、食べた時なのか、咳払いした時なのか、タートルネックを着たときなのか….といった具合に、非常にこまかく項目が分かれています
だから、あなたの今の状態にぴったり合うレメディを探すことができるのです。
まだ検査してもわからない、病名もつかない段階からサポートしてあげると、身体は健康ラインに早く戻れます。
それを可能にするのが、ホメオパシーのメリットのひとつです。
*注意*
病名がなくてもホメオパシーをすることはできますが、だから病院に行く必要がないと言っているのではありません。
長い間気になっていることがあるなら、まず病院に行って、危険な病気が隠れていないかどうか検査してください。
このページを読んでくださっているあなたは、病院嫌いかもしれませんが、せっかくある西洋医学のメリットも使いましょう。
病院の検査結果は、レメディ選びの判断材料のひとつにもなります。
予防的効果―同じ場所に行っても、感染症になる人とならない人がいるのはなぜ?
ホメオパシーには、予防効果もあります。
もちろん、ホメオパシーのレメディはワクチンでも薬でもないので、特定の「xx病」を予防するわけではありません。
そういう狭い意味の予防ではなく、広い意味で、病気になりにくい心身を作ることができるという意味です。
自分として最高の機能を発揮している状態を作っておくことが、最も効率的な病気予防になるのです。
例えば、インフルエンザ。
インフルエンザになるためには、ウイルスの存在が不可欠です。
でも、ウイルスに接触したからといって、全員がインフルエンザになるわけではありませんよね。
ご存知の通り、そのとき免疫が落ちている人だけが、ウイルスの侵入を許してしまいインフルエンザにかかるわけです。
人の身体は、それぞれ違います。
もっているエネルギーも、資源の量も違います。
でも、共通していることがひとつ。
それは、私たちの身体は手持ちのエネルギーと資源をつかって、最大限生存のために黙々とがんばってくれているということです。
消化、免疫、呼吸、循環….体内の数えきれない作業に優先順位をつけて、そこにエネルギーと資源を分配しています。
人間のトップにあってそれを統括しているのが、生命力です。
人は、健康なときには、これが自然に最大効率でできるようになっています。
元気な人は、生命力があふれている人なのです。
ホメオパシーは、一番大事なその「生命力」を活性化します。
だから、身体が最大効率でまわるようになる。
その人なりのベストの効率で代謝できるようになるので、免疫が使えるエネルギーも資源も増えていきます。
だから、免疫が上がるのです!
この世はバイキンとウイルスにあふれています。
もちろん、清潔な環境づくりに努力することは大切ですが、どっちみちバイキンやウイルスをゼロにするのは不可能なので、それはほどほどに。
それより、自分の生産性をあげて、何がきても大丈夫な状態を作っておいたほうが効率がいいでしょう。
人生を展開する効果―無意識まで含めて自分をまるごと変えていく
ホメオパシーは無意識にもリーチできるので、人生が大きく変わります。
これは、ホメオパシーの大きなメリットです。
なぜかというと、無意識というくらいなので自分では気づいていない。
気づいていないものは、治しようがないわけです。
ホメオパシーを使うことで、自分でも気づいていなかったものが顕在化し、それを改善していくことができます。
たぶん、あなたも聞いたことがありますよね?
顕在意識(自分が意識していること)は、氷山の一角にすぎないというお話。
表面的には見えないけれども、その下に、実はとてつもなく大きな潜在意識というものが存在しています。
潜在意識は、巨大なだけに力も強い。
だから、意識レベルでどんなに強く決意しても、潜在意識のレベルで逆のことを考えていたら結果につながりません。
アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものだからです。
ホメオパシーは、この潜在意識レベルにもアプローチできるのです。
なぜかというと、レメディは、無意識まで含めたその人全体に刺激を与え揺り動かすからです。
無意識レベルのことなので、もちろんクライアントさん自身も気づいていません。
「潜在意識では、私はこう考えているんです」などと話せるはずもありません。
では、どうしてホメオパスは、潜在意識にもアクセスするレメディを選ぶことができるのでしょうか?
それは、レメディというものが、様々な特徴をもちながら全体としてあるひとつの傾向を持つ「型」のセットだからです。
例えば、アルセニクムというレメディがあります。
アルセニクムが持つ特徴は、4-5000個あるでしょう。
その中で、目立つものの一例をあげると以下になります。
(ほんの一例です)
- 夜中の1-2時ごろ、症状が悪化する
- 几帳面
- 一人でいるのが怖い。信頼する人にそばにいてほしい
- 温かい飲み物をチビチビ飲む
- 泥棒を恐れる
- 呼吸が苦しい
上にあげたものは、目に見えるわかりやすい特徴です。
こういうタイプの特徴は、クライアントさんが自覚できるのでホメオパスに話すことができます。
こういう特徴やその他の点を確認して、ホメオパスがアルセニクムというレメディを選び、クライアントさんに摂取していただきます。
アルセニクムというレメディは、深いレベルで「生存不安」がある型です。
自分、ほんとうに生きていけるのか?
この不安な世界で、ひとりでサバイバルできるのか……
「生存不安」という色彩の中に、それを具体化した心身の細かい特徴が集まって、全体としてひとつの型を構成している感じ。
なんとなく、わかりますか?
クライアントさん自身は「生存不安」なんて、意識したこともないでしょう。
けれども、アルセニクムという型にあてはまる心身の具体的特徴を多く持っている人は、おそらく「生存不安」要素を潜在意識レベルで持っている確率が高いわけです。
そういう方がアルセニクムをとると、何が起きるか?
今まで潜在意識に押しこめられていた自分の根源的な不安が、目の前の意識に上がってくるのです。
胸の奥でモヤモヤしていたものが出てきてとてもスッキリした、というクライアントさんは多いです。
象徴的な夢を見て、自分が持っていた問題に気づく方も非常に多いです。
これはホメオパシーにかぎりませんが、問題が明確になるのは解決の最初のプロセスです。
わかっていない問題は、解決のしようもない……
明確になった段階で、もう半分は解決したようなものです。
アクセルとブレーキを同時に踏んでいるのは、エネルギーのムダづかいです。
無意識レベルがスッキリしてくると、ムダがなくなるので身体の生産性が上がります。
すると余剰エネルギーが生まれて、自分が本当にやりたいことにエネルギーをつかえるようになります。
顕在意識と潜在意識のベクトルがバシッと揃うと、人生が大きく変わりはじめます。
クラシカルとプラクティカル、まるっきり違うふたつのやり方
ひとくちにホメオパシーと言っても、現在日本ではさまざまな方法でホメオパシーが行われています。
大きく分けると、ドイツ伝統の「クラシカル」ホメオパシーと、日本風にアレンジした「プラクティカル」ホメオパシーの2つの流派があります。
一番大きな違いは、レメディの使い方にあります。
クラシカルでは、1度に1種類のレメディしか使いません。
プラクティカルでは、1度に複数のレメディを使ったり、朝、昼、晩でそれぞれ違うレメディを使ったりします。
人数でみた場合、日本のホメオパスの圧倒的多数がプラクティカルです。
日本のホメオパシーの実態!プラクティカルに潜む不安とリスク
日本で広まっているプラクティカルホメオパシーですが、実は論理的な不安がいくつかあります。
中でも、特に大きな不安点はこの2つです。
- 1度に複数のレメディを使うのは安全性・効果性に不安がある
- 西洋医学を否定しているプラクティカルホメオパスが多い
クラシカルホメオパシーの厳しい教育を受けた私から見ると、プラクティカルの方法には論理的に危ういなと思うところが多いです。
ここでは、特に2つの不安点について簡単に説明していきますね。
プラクティカルの不安点1.1度に複数のレメディを使う
ホメオパシーは、人間全体に対してアプローチするものです。
人間はひとりなので、レメディもひとつ。
シンプルな理論です。
でも現実には、ひとりの方が複数の症状を持っているほうが普通です。
例えば、「胃がムカムカするし、夜よく眠れない。イライラして記憶力も悪くなってきた」というような感じです。
このとき、
- 胃がムカムカしている
- 夜よく眠れない
- イライラしている
- 記憶力が悪い
という複数の症状をカバーするために、レメディも複数使う……というのがプラクティカルの方法です。
でもホメオパシーというのは、本来、個別の症状をなくそうとしてレメディを使うものではありません。
色々な症状を出しながら、今できるベストを尽くして生きのびようとしている「生命力」に対してアプローチする。
「生命力」が元気になるので、結果として症状が自然に消えていく、というのがホメオパシーの基本原理です。
あなたの生命力は、ひとつしかありません。
ひとつしかない生命力にアプローチするのだから、レメディもひとつでいい。
これがホメオパシーの基本です。
またプラクティカルでは、朝昼晩と違うレメディを使ったりもするようです。
朝昼晩で人は別人になったりしないので、ここも理論的危うさを感じます……
プラクティカルの不安点2.西洋医学を否定する
ホメオパシーは、西洋医学を否定しているわけではありません。
ホメオパシーに限らず補完療法が一番注意すべきなのは、必要な西洋医学の治療を必要なタイミングで受けるチャンスを奪ってはいけないということです。
プラクティカルホメオパスの中には、クライアントさんが病院に行ったり薬をのんだりすることを嫌がる人もいるようですが、これはホメオパシーの理論に合わないだけではなく、大変危険なことです。
ホメオパシーは、エネルギー療法です。
レメディは物質ではないので、物質である現代医療の薬やビタミンの代わりにはなりません!
そのあたりの認識の誤りが引き起こした一番悲しい事件がビタミンKの事件です。
プラクティカルホメオパスの助産師が、「レメディをのめば大丈夫」として必要なビタミンKを投与せず、新生児が亡くなってしまったのです。
以下、ウイキペディアより引用します。
「2009年8月、山口市在住の女性が助産師の指導のもと長女を自宅出産した。同年10月、長女は生後2ヶ月で硬膜下血腫が原因で死亡した。
硬膜下血腫が発生した原因は、ビタミンK欠乏症による出血(新生児メレナ)であると考えられている。母子を担当した助産師は「ホメオパシー医学協会」に所属しており、ビタミンKの「記憶」や「波動」、「オーラ」を持ち「ビタミンK」と同程度の効果を持つと同団体が主張していた砂糖(いわゆる「レメディ」)を、ビタミンKの代わりに新生児に舐めさせた。本物のビタミンKを投与していないことを担当医師に気づかれないよう、母子手帳には「ビタミンK投与」と偽って記載したことがわかっている。」
引用したウイキペディア記事はこちら↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/山口新生児ビタミンK欠乏性出血症死亡事故
こんな事件のことを聞いたら、誰だって「ホメオパシーは怖い」と思いますよね?
当然です。
私が聞いても怖くなります……
ただわかってほしいのは、これが「ホメオパシー」ではないということです。
正しい教育を受けたホメオパスは、レメディが薬やビタミンの代用になるなどとは絶対に思いません。
今日本で広まっているのは、プラクティカルホメオパシーです。
またクラシカルを名乗っていながら、実際にはプラクティカルに近いやり方をしているところもあります。
注意して情報を集められるといいと思います。
クラシカルに基づいた正しい知識と情報を知ることが大事
ホメオパシーに興味があったり、ホメオパシーを受けたいという場合には、クラシカルに基づいた正しい知識と情報を得ることが大事です。
説明してきた通り、プラクティカルという手法には不安要素が多いからです。
そんなプラクティカルに基づいた世間の評判に埋もれて、本物のクラシカルホメオパシーが役に立つ人のところに届かないのは、とてももったいないと感じています。
せっかくホメオパシーに興味を持ってくれたのですから、あなたにもぜひ本物のクラシカルホメオパシーを知ってほしいです。
本物のクラシカルホメオパシーは、効果の現れ方が全く違います。
私は、実際にドイツ人ホメオパスを目の前で見てきたので、クラシカルホメオパシーの凄さをよく知っています。
私はもともと通訳なので、自分がプロのホメオパスになる前から、ドイツ人のドクターホメオパスの通訳もしてきたからです。
ドイツ人ホメオパスの通訳を始めたのは、たぶん2005年くらいだったと思います。
今は悪い評判も含めてそれなりに認知度が上がってきているホメオパシーですが、当時はほんとうに限られた人しか知らないものでした。
ですから、当初ホメオパシーのセッションを受ける方というのは、ものすごく意識が進んでいる方か、絶望的状況にある方だけでした。
絶望的というのは、西洋医学では原因がわからないとか、治らないと言われてワラにもすがる思いでいらした方たちです。
まだ治療薬がなかったり、薬があっても進行を止めることができなかったりする慢性病や奇病の症状が改善し、クライアントさんたちが喜んでいらっしゃるのを私はずっと見てきました。
そういう意味では、ホメオパスとしての体験だけではなく通訳としての体験も二重に重なって、クラシカルホメオパシーの圧倒的効果を確信しています。
このように、クラシカルホメオパシーはしっかり効果のあるものなのです。
ぜひクラシカルホメオパシーをきちんと学んだホメオパスから正しい情報を受け取るようにしてくださいね。
特に、実際にホメオパスのセッションを受ける場合には、ホメオパス選びに気をつけてください。
クラシカルを名乗っていても実際のやり方がプラクティカルに近い場合もあるので、注意が必要です。
見分け方としては、「そのホメオパスがどのように学んできたか」に注目することが重要です。
ちなみに、私も以下の学校できちんとクラシカルホメオパシーの教育を受けているのでご安心ください。
もしセッションにご興味がある場合、お力になりますのでぜひご相談くださいね↓
- 2011年ヴィソルカス教授(※)のIACH日本校 卒業
- 2010年Dr.ロバート・ハシンガー(※)のFCH 首席卒業
- 卒業後も、ヴィソルカス教授とDr. ロバート・ハシンガーの指導を受けブラッシュアップを続けています。
(※)ヴィソルカス教授は、ホメオパシー創始者ハーネマンの直系の弟子で、クラシカルホメオパシーの世界最高峰のひとり。医療部門第二のノーベル賞と言われるライト・ライブリーフッド賞を受賞しています。
(※)Dr.ロバート・ハシンガーは、ドイツ人の元脳外科医。30年以上のホメオパシー臨床経験を持っています。 |
クラシカルとプラクティカルの違いについてもっと知りたい方は、コチラ↓
クラシカルの特徴を詳しく書いています。
具体的にどんなことをするの?
ホメオパシーって具体的に何をすることなの? と思っていらっしゃる方は多いと思います。
ホメオパシーとは、簡単に言えばレメディをのむことです。
ホメオパス(ホメオパシーの専門家)にどんなに親身に相談にのってもらっても、レメディをのまなかったらそれはホメオパシーではありません。
そこが、カウンセリングやコーチングと決定的に違うところです。
そして、ホメオパシーで結果を出すために一番大事なのは、「今のあなたにピッタリ合ったレメディ」をのむことです。
では、どうやって「ぴったり合ったレメディ」を選ぶのでしょう?
なにしろレメディと一口に言っても、3000種類くらいありますので、適切なものを選ぶのは大変です。
大きく分けて2つの方法があります。
- ホメオパスによる個人セッション:ホメオパスに選んでもらう
- セルフケア:自分で選ぶ
ひとつずつ、お話していきますね。
ホメオパスによる個人セッション
これは、セッションをして、今のあなたにピッタリ合うレメディをホメオパスに選んでもらうものです。
具体的にどんなことをするのか、例として私のセッションの流れを説明します。
- セッションをする。(初回は1時間半)
- セッションに基づいて、ホメオパスがレメディを選ぶ。
- ホメオパスのアドバイスに基づいて、クライアントさんがレメディを買ってのむ。
- 1ヶ月後、セッションをして調整する。(2回目以降のセッションは1時間)
ホメオパスによって差はあるでしょうが、基本的な流れはこのような感じです。
セッションを通してクライアントさんについての様々なお話をうかがい、適切なレメディを選ぶのがホメオパスの役割です。
セッションでは施術などは行わず、お話をうかがうだけなので場所は融通がききます。
現在、日本全国のクライアント様にご利用いただいているので、セッションはほぼすべてズーム(もしくはスカイプなど)で行っています。
*ちなみに私は横浜に住んでいます。
なので、横浜まで来ていただければ対面でのセッションを承ることもできます。 もしお近くにお住まいなら、ぜひお気軽にご相談くださいね。 |
セッションをする期間や頻度は、人それぞれです。
2回のセッションで元気になってしまう方もいるし、何年もかかる方もいます。
その方の現状、今の状態にいたった過程、自然治癒力などとの関係で、改善に必要な期間やプロセスも異なってくるからです。
慢性症状の裏には、そこにいたるさまざまな背景やプロセスが存在します。
心の問題も同じです。
ですから、慢性の症状や心の問題に関しては、基本的にホメオパスの個人セッションをお勧めします。
複雑な要素をもつ全体像を把握してそれに合ったレメディを選ぶのは、専門知識をもったホメオパスでないと実際には難しいからです。
一方で、それほどの専門知識を必要としない状態もあります。
その場合には、セルフケアをすることができます。
セルフケア
熱や風邪、ケガなどの急性の症状であれば、自分で選んだレメディをインターネットなどで買ってのむことができます。
セルフケアの注意点と慢性と急性の違いについて、詳しく知りたい方はコチラ→ホメオパシーセルフケアの注意点/慢性と急性の違い
セルフケアは、使うほど慣れてレメディ選びが上手になります。
自然治癒力をきたえることになるので、健康度もアップします。
本やセミナーで学んで、上手に利用してください。
(私もズームによるセルフケアセミナーを定期的に開いています。ご興味あればどうぞ)
*注意*
セルフケアは、慢性症状や心の問題には向きません。
イライラするからこのレメディ、落ち込んだからこのレメディ、というように気軽にレメディをのんでいる方が時々いらっしゃいます。
こういう使い方は、身体が混乱するのでお勧めできません。
- セルフケアをしていても、なかなか良くならない…と思ったら病院に行きましょう。
- 物理的なことは、まず物理的に処理するのが基本です。
トゲが刺さったらトゲを抜く。ケガをしたら傷口をきれいにする。
そのあと、必要ならホメオパシーです。
例えば、骨折に使えるものすごく便利なシンフィトウムというレメディがあります。
(シンフィトウムの具体的な使い方はコチラをどうぞ→骨折ならこのレメディ!ホメオパシーでもケガは対症療法でいい理由)
でも、あたりまえですが、骨折という物理的なことに対しては、まず物理的につなげたり留めたりしてください。
骨折に対する西洋医学的な処置をきちんとしてもらって、そのあとレメディです。
レメディは、骨細胞の癒合をサポートしてくれます。
効果が出る原理や根拠
ホメオパシーの原理や効果が出る根拠は、主に次の5つです。
- 似たものが似たものを癒やす
- 人が本来持っている自然治癒力を使う
- 生命力にアプローチする
- ハーネマンの治癒の法則にしたがう
- 200年蓄積された臨床データに基づく
この5つの原理や根拠について知れば、なぜホメオパシーで効果がでるのか理論的に理解できるはずです。
ひとつずつ、わかりやすく説明していきますね。
原理と根拠1. 似たものが似たものを癒やす
ホメオパシーで一番大事な原理は、「似たものが似たものを癒やす」です。
今のあなたの生命力の状態に似たレメディが、あなたの生命力を活性化するということです。
音叉を思い浮かべていただくとわかりやすいかもしれません。
鳴っていない音叉に、同じ周波数の鳴っている音叉を近づけると共鳴して鳴り出しますよね?
でも、全然違う周波数の音叉を近づけても何も起こらない…..。
レメディがあなたの生命力に似ていて、共鳴するから生命力を活性化できるのです。
身の回りに置きかえても、なんとなくわかりませんか?
自分が影響を受ける人って、素敵なんだけど、でもどこか自分に似た要素がある人ではありませんか?
あまりにもかけ離れた人は、最初から「自分とは関係ない人」になってしまう傾向があるような気がします。
つまりホメオパシーというのは、あなたの全体の型に一番似ているレメディを使って、黙りこんでしまっているあなたの生命力を元気にする。
また大きな音で鳴り出すようにする! という療法なのです。
この原理が、実は「ホメオパシー」という名前自体に隠れています。
ホメオパシーという言葉は、造語です。
ギリシア語源のhomeo(類似、同種)+pathy (苦痛、病気)=homeopathy
一方、西洋医学はアロパシーとも言われます。
こちらは、allo(異なる)+pathy(苦痛、病気)=allopathy
つまり、病気と同じ方向性でアプローチするのがホメオパシー。
病気とは逆の方向性でアプローチするのが西洋医学なのです。
レメディで生命力を元気にしたら、あとは賢い身体におまかせです。
ホメオパシーは単なるきっかけで、結局改善をもたらしているのは誰もがもっている自然治癒力なのです。
次に、その大事な自然治癒力のお話をしますね。
原理と根拠2.人が本来持っている自然治癒力を使う
ホメオパシーは、人が本来持っている自然治癒力を呼び覚ますものです。
人はもともと自然治癒力を持っています。
自然治癒力が働くからこそ、人は癒やされるのです。
自然治癒力って、よくつかう言葉ですよね?
普通の人が普通につかうし、お医者さんたちもつかいます。
でも、じゃあ自然治癒力って何なの? といったら今の科学ではそのメカニズムを説明することはできません。
でも、自然治癒力がそこにあることは誰もが感じている。
科学はまだ自然の叡智に追いついていないので、「どうしてって言われるとわからないけど、そうなっている」ということは自然の中には山ほどあります。
病院なんかない大昔から人類が生きのびてきたのは、人間に自然治癒力が備わっているからです。
そうじゃなかったら、狩りに行くたび、山に入るたび、切り傷ができたり捻挫したりするのが治らなくて大変。
1年たったらもう全身ボロボロです(笑)
今は傷ができたり骨が折れたりしても、バンドエイドとかギプスとか、治癒しやすい環境を作るものが色々あるので楽ですね。
でもバンドエイドやギプスの下で起きていることは、大昔から何も変わりません。
私たちのトップにあって全体を統合する生命力が指揮をとり、自然治癒力が働いて、壊れたところを勝手に修復してくれるのです。
風邪やケガなど、少し時間がたてば元通りになるもの。
これが、急性の不調です。
急性の不調は、自然治癒力でいつのまにか治ります。
でも、1ヶ月たっても半年たっても治らない症状もありますよね。
頭痛、胃痛、イライラ、便秘、生理不順、PMS、鬱っぽい、更年期障害、パニックなどなど……
スッキリ元気とはいえない状態がずっと続いている。
これが、慢性的な不調状態です。
ほんとうなら自然に治るはずなのに、どうして慢性状態になってしまうのでしょう?
それは、自然治癒力が落ちているからです。
ホメオパシーでは、自然治癒力が落ちている=生命力がちょっとダウンしていると考えます。
トップで指揮をとる生命力が本来の元気を失っているから、起きるはずの自然治癒が起きない。
だから、慢性状態が続いているわけです。
ホメオパシーは、生命力を元気にして自然治癒力を呼び覚ます療法です。
原理と根拠3.生命力にアプローチする
ホメオパシーがしているのは、生命力にアプローチすることです。
レメディを使って、今ダウンしている生命力にスイッチをいれる。
それだけです。
生命力が元気になったら、あとは身体におまかせ。
生命力が機能するようになれば、自然治癒力が働き出して、治癒のプロセスがスタートします。
人類が何万年もやってきたことに、私たちがこまかくちょっかいを出す必要はありません。
生命力は、物質ではありません。
だから、物質ではないレメディを使うのです。
たとえ話的に言えば、
今ちょっと迷子になっている生命力に対して、「こっちの方ですよ~」という道案内の手紙(レメディ)を渡していると考えてもいいでしょう。
手紙をもらった生命力がハッと気づきます。
あ! こっちの方だった……
混乱がなくなった生命力が指示を出し、人は歩きはじめます。
慢性状態というのは、森のそうとう奥まで迷いこんでいる状態です。
一本道で一気にもとの道に戻れるわけではありません。
だから途中の分かれ道で、またレメディで情報を出す。
するとまた歩きはじめる。
……ということを繰り返して、もとの健康な道に戻っていきます。
ホメオパシーは、あくまでも生命力に情報を渡すだけなのです。
この、元の道(健康)への戻り方について、ホメオパシーの創始者ハーネマンが発見した法則があります。
次にそれを説明しますね。
原理と根拠4.ハーネマンの治癒の法則にしたがう
ハーネマンは、人が自然治癒するときのプロセスを法則にまとめました。
ホメオパシーを使うと、この治癒の法則にしたがって健康への道を戻っていきます。
治癒がおこるとき、以下の形で症状が移動するというのが、ハーネマンの治癒の法則です。
- 中心から外へ
- 上から下へ
- 重要な器官からそうでない器官へ
どういうことか、説明していきましょう。
1. 中心から外へ症状が移る
身体は外側より内側のほうが大事です。
心臓とか肺とか大切なものは、身体の内側深いところで守られているでしょう?
重要度が低い外側に症状を出してストレスをリリースし、大事な内側を守っているのが健康な人ということです。
自然治癒のプロセスが始まると、内側にあった症状が外側に移ってくるということが起きます。
例えば、皮膚も粘膜も同じタイプの組織ですが、外側に出ているのが皮膚。
身体の内側に入ると粘膜になります。
だから健康になってくると喘息(気道は粘膜)がなくなって、かわりに皮膚に発疹が出てきたりするのです。
2.上から下へ症状が移る
下半身より上半身が大事ということです。
足ももちろん大事ですが、でも足はなくなっても生きていけますよね
だから健康な身体は大事なものが集まっている上半身より、まず下半身に症状を出そうとするのです。
ホメオパシーで健康度が上がってくると、首とか胸にあった発疹が、だんだん下半身に移ってくることがあります。
そして最後に足から抜けていく。
これが、上から下へという自然治癒のパターンです。
3. 大事な器官から重要度が低い器官へ症状が移る
たとえば、皮膚より肝臓のほうが大事な器官です。
もちろん皮膚だって大事なのですが、でも皮膚で死ぬようなことになるのは非常に珍しい。
肝臓に問題があるよりは、皮膚に問題がある方が生きやすいでしょう?
健康な身体はいつもこういう原則に従って、症状を出しているのです。
たとえば脳は、ある意味一番大事ですよね?
鬱で自殺したら一瞬で命がなくなるからです。
メンタルが良くなって、皮膚に発疹が出るというのもよくあるパターンです。
皮膚は、何かと多用されて気の毒なのですが(笑)
でも、皮膚に症状が出てくるというのは、とてもいいサインです。
皮膚はなんといっても身体の一番外側で、重要度が低い。
面積も大きいし、生存にあまり影響しないで症状を出しやすいからです。
症状が変わっていく場合、この原則にしたがっているのであれば、健康への道を歩いていますよ~ということです。
「生命力」も「健康度」も外から見える何かではないし、数値で測れるものでもありません。
でもこの順番で変化が起きているとき、内側で自然治癒が進行し、健康度が上がってきていると判断することができるのです。
*注意* あくまで基本原則です。 重篤な病気の場合は、変則的に症状が行ったり来たりすることもあります。また治癒の過程でいつも別の症状がでるというわけではありません。軽い慢性症状であれば、単にその症状がすうっと消えていくだけということもあります。 |
原理と根拠5.200年蓄積された臨床データに基づく
レメディは、200年積み上げた膨大な臨床データと、繰り返し実証されてきた理論に基づいて選びます。
もちろん人間と人間が対面するので直感的要素も入りますが、直感がメインであってはいけません。
レメディを選ぶとき、ホメオパスは『マテリアメディカ』と『レパートリー』という辞書のようなものを使います。
『マテリアメディカ』は、レメディのカタログ。
各レメディの特徴を調べます。
一番大きな「サルファー」というレメディに対応する症状は約1万個。
「フォスフォラス」というのもよく使うレメディですが、こちらの症状は8000個あります。
『レパートリー』は、症状のカタログ。
ある自覚症状について、その症状をもつレメディにはどんなものがあるかを調べます。
例えば「頭が痛い」という症状は、約1000個のレメディが持っています。
これでは全く選べないので、「頭がどういう風に痛いのか」(モダリティと言います)という下位項目があって、またそれぞれ候補となるレメディ名がずらーっと並んでいます。
同じ「頭が痛い」のでも、色々あります。
- 1日のうちの何時頃痛いのか
- 吐き気を伴う頭痛なのか
- 便秘を伴う頭痛なのか
- 目も痛いのか
- 屋外に出ると良くなるのか、悪化するのか
- 焼けつくような痛みなのか、破裂するような痛みなのか
- 咳の最中に痛むのか<
キリがないのでこのへんでやめますが、今見たら「頭が痛い」だけで93ページにわたって下位項目とレメディ名が並んでいます…..。
ざっくり「頭が痛い」だけでは、レメディを選べません。
だから、ホメオパシーは究極のテイラーメイド療法なのです。
徹底してひとりひとりの個性を見るホメオパシー。
その根拠となっているのが、200年にわたって積み上げられてきた膨大なデータです。
ホメオパシーで使うレメディとは? 医薬品との違い
ホメオパシーでは、レメディ(レメディーとも言います)というものをつかいます。
普通の薬とは、ふたつの意味で真逆です。
- 方向性が違う
- 性質が違う
ひとつ目の違いは、方向性です。
まず、薬は症状と逆方向に働きます。
だから、薬には「抗う」という意味の「抗」という字がついていることが多いでしょう?
抗アレルギー薬、抗炎症薬、抗ヒスタミン薬、抗鬱剤、抗がん剤、抗精神薬…..。
症状に対して、対抗して抑えこむというのが普通の薬の方向性です。
一方、レメディはその逆です 。
「原理と根拠1.似たものが似たものを癒やす」のところでお話した通り、ホメオパシーはその人と同じ方向性をもつレメディを使います。
例えば、慢性の頭痛があるとします。
頭痛に対抗する方向性ではなく、頭痛という症状を出しているその人全体を背中から後押してあげる。
その人と同じ方向性をもつレメディを使うのです。
頭痛は不快なことですが、身体は賢いので理由があって頭痛をだしています。
頭痛をだすことによってバランスをとり、なんとか健康に戻ろうとしているのです。
でも、エネルギーが足りなくてその場から先に進めない…..。
そのとき、同じ方向性を持つレメディを使うと、生命力が活性化されて突き抜けることができる。
めざしていた健康への道を進むことができるようになるのです。
もうひとつ、薬とレメディは根本的な性質が全く違います。
レメディは物質ではないということです。
物質ではないから、物質ではない「生命力」にアプローチできるのです。
これについては、次の「レメディの作り方」で詳しくお話しますね。
レメディの作り方
レメディは、植物、動物、鉱物などから作ります。
こうした自然物質をすりつぶしたり溶かしたりして、その物質のエッセンスを抽出します
そのあと、抽出物を薄めて振ります。
「薄める&振る」を繰り返し、限りなく薄くなった抽出溶液をつくります。
その溶液を砂糖の小さな玉にかけたもの。
それがホメオパシーのレメディです。
お砂糖は単なる乗り物。レメディのキモは、希釈した液体です。
原物質によって、3000種類くらいのレメディがあります。
私は普段、100倍単位で薄めていく方法で作ったレメディを使っています。
ホメオパシー用語で、「ポテンシー」という言葉がありますが、これは「希釈&振る」の程度を表す単位です。
たくさん薄めたものは「ポテンシーが高い」、あまり薄めていないものは「ポテンシーが低い」と言います。
もしあなたがレメディを見たことがあれば、12, 30, 200, Mなどという英数字が書いてあるのに気がつかれたかもしれませんね。
この数字が、ポテンシーの表示です。
たとえば、12Cというポテンシーのレメディがあります。
これはホメオパシーで使うレメディの中ではポテンシーが低い、一番希釈していない(濃い)レメディです。
それでも、この12Cというのは、「原物質の抽出物を100倍に希釈して振る」という行為を12セット繰り返したものです。
まず100倍に薄めて振る。
2回目、それをまた100倍に薄めて振る。
3回目、それをまた100倍に薄めて振る……
ということを延々と繰り返していきます。
つまりポテンシー12Cというレメディは、原物質を1000000000000000000000000倍に薄めたものなのです。
とんでもない希釈率です!!
そしてここまで薄めると、もうその水のなかに原物質の分子は1個も入っていない、ということが物理学の世界でわかっています。
一番「濃い」レメディにさえ、分子は1個も入っていない!
じゃあ、何が入っているの?
ということですが、原物質のエネルギーと情報が入っています。
例えば、「リリウム・ティグリヌム」というユリのレメディがありますが、ここにユリの分子は1個も入っていません。
でも、ユリをユリたらしめている、ユリの根源的情報が入っているのです。
「リリウム・ティグリヌム」というレメディが持っている型と似た全体像の人がリリウム・ティグリヌムのレメディをのむと、波動が同じであるために共鳴して生命力が活性化されます。
原理と根拠1.似たものが似たものを癒やす」のところで書いたように、音叉をイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。
このあたりは現段階の科学ではまだ未解明なので、イメージで恐縮なのですが……
ユリの周波数の音叉を近づけると、今まであなたの中で止まっていたユリの音叉がまた鳴り始める……そんな感じです。
レメディの飲み方
便宜上、レメディを飲むと書いていますが、正確に言うとレメディは飲むものではありません。
なめるものです。
レメディを摂取するときは、口のなかに放りこんで自然になくなるまでなめて溶かしてください。
口中の粘膜から吸収されます。
普通の薬のように、水で飲み込んだりしないでください。
一般的注意としては以下があります。
- 手で直接さわらない。レメディの蓋などにとって、そのまま口に放り込みます。
- レメディ摂取の前後30分ずつ飲食禁止。ガムや歯磨きもだめです。
- 保管するときは、直射日光と高温を避けてください。
樟脳などの匂いの強いものもよくありません。きちんと保管すれば50年たっても使えるエコ製品です^^
ホメオパシーの副作用と注意点
レメディは物質ではないので、普通の薬のような副作用はありません。
でもだから何をしてもいいのかというと、そんなことはないのです。
レメディには、あなたの中心にある生命力を揺り動かす力があるからです。
良くない揺らし方をしたら良くないことが起きます。
ホメオパシーでレメディを使うときに知っておくべき注意点を書いていきますね。
ホメオパシーの注意点1.好転反応
ホメオパシーでスタートした治癒の過程で、一時的におきる悪化を「好転反応」と言います。
クライアントさんたちと話していると、この好転反応について心配している方がけっこう多いようです。
でも、安心してください。
好転反応は必ず起きるわけではありません。
また、正しいやり方をしているかぎり、恐れるようなことは起きません。
思い出してください。
変化を起こしているのは、自分の自然治癒力です。
自然治癒力の第一優先は自己保存です。
基本的に、自分にとって悪いことをするはずがないのです。
私の経験でいえば、一番多い好転反応は眠くなることです。
「1週間、めちゃめちゃ眠かった」とおっしゃる方はけっこういます。
眠るというのは、消費エネルギーの節約です。
寝ている間に、修復すべきところにエネルギーをまわして修復しているということですね。
「原理と根拠4.ハーネマンの治癒の法則にしたがう」のところで書きましたが、治癒の過程で症状が移動するかもしれません。
あるいは、今の症状が少しだけ悪化して、そのあと消えるという可能性もあります。
でも、今すでにすごい高血圧の人がさらに血圧が高くなったりはしません。
生命力は、自分にとって危険なことはしないからです。
ポイントは、正しいホメオパシーのやり方をしているかどうかです。
高いポテンシー(高いものほどパワーが強い)のレメディを短期間にガンガン飲むとか、違う種類のレメディを短期間にどんどん飲むといった不適切なことをすると、生命力が混乱します。
生命力が混乱すると、自然治癒に沿わないことが起きるかもしれません。
これは「好転反応」ではなくて、単なる悪化です。
しかしホメオパスの中には、このような悪化の症状も「好転反応」で片づけてしまう人もいるので注意が必要です。
もしあなたがホメオパシーを試してみたいのであれば、ホメオパス選びには気をつけてください。
以下のポイントに注意されるといいと思います。
何でもかんでも「好転反応」でかたづける人は良いホメオパスではありません。今何が起きているのかを説明してくれる人を選びましょう。
クライアントさんの過去の経緯と現状によっては、好転反応が避けられないこともあるかもしれません。
たとえば、心の問題が良くなって皮膚に発疹ができるかもしれません。
これは自然治癒の流れに沿った正しい好転反応ですが、でも本人にとって不快なのも事実ですよね。
たとえ正しい自然治癒の流れであっても、不快なことはできるだけ避ける。
できるだけ穏やかに、不快を最小限にしつつ進めていこうと努力するのが良いホメオパスです。
ホメオパシーの注意点2.プルービング
レメディをのんでいて、そのレメディが持っている特徴が新たに出てきてしまうことをプルービングと言います。
例えば、「カルカレア・カルボニカ」というレメディがあります。
特徴が何千とあるレメディです。
その特徴のひとつに、「半熟卵が大好き」というのがあります。
「カルカレア」をのんでいたら、「今まで普通だったのに、このごろやたらと卵が食べたくて。それもトロトロの半熟卵が食べたくてたまらないんです……。」
こういうのが、プルービングです。
レメディのポテンシーが高すぎたり、もう必要がなくなっているのにレメディをのみ続けたりしていると起きるとされています。
私自身はクライアントさんにプルービングが起きた記憶があまりないので、それほど頻繁に起きることではないと思います。
たとえ起きたにしても、レメディをとるのをやめればプルービングは消えていきます。
ですので、正しいホメオパシーを行っているかぎりあまり心配する必要はありません。
ホメオパシーの注意点3.レメディの飲み過ぎ厳禁
レメディも、使い方を間違えるとよくないことが起こります。
たしかに、普通の薬のような副作用はありません。
物質的には単なるお砂糖で、副作用を起こすような成分は何もはいっていないので!
ただ、別の意味でやっぱりのみすぎには注意が必要です。
このページを読んでくださっているあなたは、たぶん自然派ですよね?
レメディは、全部自然なものから作られています。
でも、自然だから安全! ともかぎりません。
なぜでしょう?
レメディは自然なものですが、パワフルだからです。
説明してきたように、レメディにはあなたの生命力を揺り動かす力があります。
だから適当にのむと、いたずらに生命力を振りまわすことになり身体が混乱するのです。
安全にセルフケアでレメディを使うポイントをまとめたので、ご興味がある方はこちらをご覧ください。
ホメオパスに相談するときも同様です。
違う種類のレメディを短期間にどんどん勧める。
ポテンシーが高いレメディを短期間にどんどん勧める。
特殊な状況は別として、一般的にこれはよくないホメオパスです。
こういうことをすると生命力が混乱するからです。
必要以上にレメディをのまないように注意してください。
ホメオパシーは怪しい? ホメオパシーをめぐる不安や疑問
ホメオパシーに対するよくある不安や疑問点について、考察していきます。
ホメオパシー、ちょっと興味あるけどどうも怪しいなあ。
ネット見るとヘンなこといっぱい書いてあるし…..。
あなたがもしそう思っているとしたら、気持ちはとてもよくわかります。
私はたまたまある状況でホメオパシーと出会いましたが、そうでなければきっと同じように不安を覚えたはずです。
そこで、そういう疑問点について私が考えていることを書いていきます。
あなたが考えるときの参考にしてください。
科学的証明がないという意見について
科学的に証明されていないじゃないか、という意見はネットを見るとよく出てきます。
まとめると、以下の内容でしょうか。
- 分子が入っていないのに薬効があるとするのは非論理的
- 作用機序を説明できない(レメディが生命力に働きかけるメカニズムが説明されていない)
- 自然治癒力の向上を定量的に測定できない
- レメディ濃度が薄いほどパワーが強いなんて非論理的
- 治験(臨床試験)の手続きに沿った検証がされていない
科学的に証明されていないじゃないか! 解明されていないじゃないか!
と批判されると「その通りです」と言うしかないです……。
たしかに、まだ証明されていないので。
ただ、よく考えるとあたりまえじゃない? などとも思うわけです。
なぜかというと、ホメオパシーが相手にしているのは、「生命力」とか「自然治癒力」だからです。
そもそも生命力とか自然治癒力自体が、今の発達段階の科学では解明されていません。(その存在はみな感じていると思いますが)
実体がわからないものにどうアプローチしているかなんて、わからない方があたりまえなわけで。
血圧みたいに数値化されているわけでもない「自然治癒力」について、定量的に測定されていないと言われても……
メカニズムについて現時点で科学的解明ができていないものをどう考えるかは、個人の価値観の問題ですよね。
そういうものは絶対認めない、というのもひとつの立場だと思います。
私は、実際に結果が出ていて、それを安全に使える手法が確立されているなら使いたいと思うタイプです。
(解明されていなくても、パニック障害が治るのだとしたらそのほうが大事かなと思うタイプ)
ホメオパシーをなんかふわーっとしたイメージ的なものと考えている方もいらっしゃいますが、実際は違います。
科学的弱さをもつ分、実践レベルではできるかぎり曖昧さを排除しようとします。
私も、「具体的な事象で見よ」と厳しく教育されてきました。
たとえば、優しいクライアントさんだと、ホメオパスを喜ばせようとして「なんか気分が上がった気がします」とか「元気になった気がします」なんて言ったりするので要注意。
生命力があがったのか、自然治癒力があがったのかなどということは直接数値で出るわけではありません。
だからかわりに、その反映として外側にあらわれているものをシビアに客観評価します。
例えば頭痛だったら、「よくなった気がします」なんていうのはノーカウント。
頭痛の
- 頻度
- 強度
を先月の記録と比べて、数値として客観的に評価します。
- 週に4回だった頭痛→週1回に減った
- 頭痛が始まるともう寝るしかなかった→痛いながらも仕事もできるレベルの痛さになった。痛みの強さが前の40%になった
とか、そういうことですね。
エネルギーが上がったのか? などというのも曖昧な話なので、行動レベルで判断します。
前は会社に行くだけでせいいっぱい。帰宅したらもうご飯食べて寝るだけだった。
↓
今では会社帰りに週2回くらい遊びに行く。週末もスキルアップのために学校に通いだした。
と聞いたら、これは行動レベルで明確な変化がある。
おそらく身体の中で生産性が上がってエネルギーが上がっているのだろうと推察できるわけです。
作用のメカニズムがまだ解明されていないからこそ、結果の評価は客観的にシビアに。
これは師から叩きこまれているところです。
プラセボ効果しかないという意見について
プラセボ効果(プラシボともプラシーボとも言います)とは、「偽薬を処方しても薬だと信じこむことによって何らかの改善がみられること」です。
「効くかも~」と期待してレメディをのむから「効いている気」がするだけであって、本当は何も起きていないという批判ですね。
あるいは「効く」と思って飲めば、それがレメディだろうとただの砂糖粒だろうと、多少の良い効果は出るでしょ? という批判です。
この批判は、適切ではありません
動物にも効果が出るし、本人に知らせないで使っても効果が出るからです。
また、今までのホメオパシー経験で、プラセボとよべる範囲をはるかに超える変化が起きるのを私は実際に見てきたからです。
*ホメオパシー効果を科学的に立証して、もっと世の中に役立てたいと考えているイギリスのホメオパシー研究団体があります。
大学病院の医師、ホメオパス、研究者たちが協力して非常に厳しい科学的てつづきをとって様々な研究をしています。
すべて寄付で運営されているようです。
レメディ自体は安いものなので、大きなお金が動きません。
だから、製薬業界にとってはホメオパシーはあまり嬉しくない存在。だから、なかなかスポンサーが見つからないという大人の事情もありますね。
でも、地味ながらも研究は進んでいます。
その研究成果の発表が2022年の夏にありました。
ブログで書いているので、ご興味があれば見てみてください↓
ホメオパシーに対する疑いの1つとして、もうひとつ「ホメオパシーが効果があるといっても、それはレメディ以外の効果なのでは?」というものもあります。
ホメオパシーセッションでは、1時間とか1時間半、クライアントさんの話をじっくり聞きます。
(こんなにしっかり話を聞いてもらったのは初めて! とクライアントさんに時々言われるほどです^^)
だから、ホメオパシーで効果が出ているといっても、レメディの効果ではなく、そのカウンセリング的効果ではないか?という批判ですね。
その疑問にこたえるために、例えば以下の3群で結果を比較する研究などが行われています。
・通常の西洋医学だけ
・通常の医学+カウンセリングや優しい言葉がけなど
・通常の西洋医学+ホメオパシー
なかなか良い結果が出ているようです。
研究にかかる資金が寄付頼みでなかなか進まない面もあるようですが、こういうヨーロッパの研究結果についても、少しずつご紹介していきたいと思っています。
楽しみにしていてください。
ということで、新時代の補完療法であるホメオパシーは、まだまだ現在進行形なのですが、とりあえず現段階では以下の結論です。
事実としてプラセボの範囲を超える臨床的効果が200年すでに蓄積している、というのがホメオパシーの実態です。
世界の物理学者、数学者、生物学者、医者、臨床家たちが日々厳格な科学的実験、研究を重ねていて、ホメオパシーがプラセボではないという臨床試験も多く発表されています。
直近でいえば
「海外ホメオパシー研究最前線2022年夏」でもプレスリリースをご紹介していますので、ご興味があれば見てください。
いま、量子物理学など最先端の科学者たちがホメオパシーの作用機序の解明に取り組んでいます。
ホメオパシーのメカニズムが解明される日も近いのかもしれません。
科学がやっと生命の神秘に追いついてきたのだと思います。
危険なのはホメオパシーではなく、誤った使い方
ホメオパシーは正しく使えば安全ですが、間違った使い方をすると危険です。
危険なのはホメオパシーではなく、その使い方なのです。
ホメオパシーを批判する人たちの意見として、以下のものがあります。
- ホメオパシーに関わると一般治療を受ける機会を逸して危険
- 人の健康に関わるのに資格がないので、質が担保できない
この意見については、私もその通りだと思います。
何度も書いているように、必要な現代医療を必要なタイミングで受ける機会をクライアントさんから奪ってはいけません。
ここは、ホメオパス全員、厳しく注意すべきところです。
資格の問題についても、その通りです。
非常に専門性が高い内容なのに、国家資格がありません。
学校単位の教育にまかされているので、ホメオパスの知識とスキルのレベルが人によってバラバラというのが実情です。
だからこそ、信頼できる情報を集めてしっかり判断してくださいね。
正しく使えば、ホメオパシーは安全で効果的です。
ホメオパシーと医療
ホメオパシーは心身の調子が悪い方が使うので、現代医療との関係をどう考えるかというのも大事なポイントです。
簡単に言えば、ホメオパシーは「医療の代替」ではありません。
必要な薬や外科手術の代わりにはならないのです。
あなたは病院嫌いかもしれませんが、必要なときには行ってくださいね。
レメディと薬は併用できます
ホメオパシーをするなら薬はやめなければいけませんか? と時々聞かれます。
そんなことはありません。
というか、今のんでいる薬をいきなりやめたりしないでください!
私たちの身体はどんなときも、現状のなかでせいいっぱいバランスをとっています。
薬が定期的に入ってくる環境に適応して機能しているところで、いきなり薬をなくしたらバランスを崩して危険です。
たしかに、薬を飲んでいる状態だとレメディが見つかりにくいとか、レメディ効果がすぐ消えてしまうということはあります。
でも、薬を飲んでいる状態に向いたレメディの使い方もちゃんとあります。
薬を飲んでいない場合より時間はかかるでしょうし、効果も限定的になるかもしれませんが、薬を飲んでいるからホメオパシーはできないということはありません。
ホメオパシーで自然治癒がスタートすると、少しずつ身体の機能があがっていきます。
そうすると、薬を飲まないでもやっていける体内環境になるかもしれません。そうなったら、お医者さんも減薬しても大丈夫と言ってくれるでしょう。
ホメオパシーは、西洋医学と併用できます。
今飲んでいる薬を自己判断でやめてはいけません。
まとめ:ホメオパシーを盲信しないで賢く利用
色々書いてきましたが、まとめます
盲信しないで賢く使えば、ホメオパシーは素晴らしいツールです
でもホメオパシーがすべてを解決するわけでもないし、宗教でもありません。
「ホメオパシーのためのホメオパシー」になったり、「ホメオパシーが正義」みたいな妙なものに縛られてはいけません。
ホメオパシーの目的は、それを使うことであなたの人生がより自由に楽しくなることです。
今まで隠れていたほんとうのあなたがイキイキと姿をあらわすことです。
ホメオパシーは単なるツールのひとつです。
でもめちゃめちゃ切れ味の鋭いツールです。
安全に、賢く使ってくださいね。
もし、ホメオパシーを受けてみたいとお考えなら、ぜひお気軽にご相談ください。
これまでお話してきたように、悪気はなくても危険だと思えるようなやり方をするホメオパスも多いので、ホメオパス選びは慎重に行わなければなりません。
少なくとも私自身は、お伝えしてきたような考え方で、クラシカルに基づいた安全なホメオパシーを実践しています。
もしご興味を持っていただいたなら、ぜひチェックしてみてください↓
細かい内容をお話しています。
オンラインでもセッションを行っていますので、どこにお住まいの方でも大丈夫です。
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